2016年参院選の各党の主張比較まとめ
2016年7月10日、参院選の選挙がある。7月9日に知った。
最近のホッテントリを見てると政党主張関連が多くて色々思うことはあるが、前日まで選挙日を知らなかったぐらいには選挙への興味が薄い。
政治関連見てもアンチ阿部を声高に叫ぶ記事が多いけど、それに対してほかの政党がどういう政策を主張してるのか書いてる記事を見た記憶がろくに無い。
というわけでどの政党に入れるべきか、選挙前日の夕方から適当に調べて比較してみた。
支持政党なし
"支持政党なし"という名前の政党。政党名と知らない人間に誤投票させようとしてるとしか思えない。
法案の採決では有権者によるWeb投票を行い、その結果を反映するといっている。
賛成7割:反対3割だった場合、所属議員が同じ割合で投票するという面白い試み。
幸福実現党
核装備の推進(抑止力の増大)やアジア圏の植民地支配からの脱却などいわゆる右側主張の色が強い。
強い日本を目指してる感じ。
国民怒りの声
TPPは白紙ではなく、再交渉することで日本に不利とならないようにする、など国益を鑑みてる部分あり。
理想論が多いが、現行の与野党に対するカウンター的意味で投票するならありかも。
あとWebページ開くまでの砂時計が◆◆してる。
新党改革
アベノミクス工程派。
「共助力」をモットーに、高齢者の介護士や育児対応の保育士の待遇向上、福祉強化を打ち出している。
アベノミクス肯定も財源とみなしてるからかも。
日本のこころを大切にする党
古き良き日本人を目指す党。
公約はかなり耳障りが良いが、具体内容が書かれておらずふわっとしている。
サイトを見る限り、一番親しみやすく感じる。Webデザイナーがうまいのかも。
あと出馬者が年齢のわりに若々しく見える。
生活の党
「生活が第一」がモットー。
育児・教育、家計・雇用・防災、医療・年金・介護…よくよく考えると全部社会福祉。
TPP・原発に反対しており、政策・補助金のムダを省くことで金銭的な問題も解消する…って言ってるけど厳しい気がするなあ。
社民党
アンチ阿部が第一スローガン。
ノー戦争、福祉拡充、人権保護を謳っている。
阿部さんを全肯定する気は無いが、アンチ阿部が第一スローガンな時点で間違ってる印象。
おおさか維新の会
政党批判じゃなくてシステム改革を叫んでる。
個人的に好きな政党だけど、橋本さんいなくなってから求心力が落ちてる感じ。
(メディアへの露出度が減ったせいだと思ってる。)
イチオシ政党だから他と比べて記載が偏ってるかも。
共産党
昔からある労働者目線の党。
社会福祉や制度拡充を一番叫んでる。
なんだけど、実態としてはそれをお題目に投票数を集めて労組なんかとズブズブの印象。
労働者のための改善について、公表なりしてくれないと悪いイメージを払拭できない。
公明党
福祉のマニフェスト中心。他と差別する部分としては中小企業を第一としてる点か。
創価学会という宗教法人が母体なので、政教分離の原則を考えると胡散臭くなる。
知り合いに投票をお願いする政策で有名。
議席数がそこそこあるので、与党野党が席数を欲しがるときにめっちゃ強くなる印象。
現在は、2世3世の党民が多いようで、昔ほどアグレッシブな悪評がない。
民進党
第一野党。主張はまともなのに胡散臭い。
旧民主党と維新の会が合流して出来た…調べたら維新の会とおおさか維新の会は別物なのね、いや繋がりはあるだろうけど。
バランス良く雇用拡大、社会福祉、人権保護を謳っているのに説得力が無い気がするのは、2009年の政権交代時に大失敗して自民党とのABテストが行われたからだろうか。
というかそれでも第二政党なのは、日本政治のパワーバランスがおかしい気がする。
自由民主党
押しも押されぬ与党。
Webサイトを見ると、一番金と手間と資料を準備してるのがわかる。(一番見やすいわけではない)
日本人の8割ぐらいは働けー! って主張。
体力が衰えつつあるアラサーとしては無理がない範囲で働きたいのでその主張には反対なのだが、一番方向性をもって結果を出してる政党のイメージがあるので否定しきれない。
野党がアベノミクス失敗と主張するせいで、阿部さんが傑物なイメージすらある。
いい意味か悪い意味か知らないけど、阿部さんは歴史に残そうとしてる気すらする。
全然関係ないけど、阿部さんが岸信介というどっかで聞いたことある歴史上の人間の孫と知って、貴族制は緩やかに生き残ってるんだなー、と思った。
今まで投票したのは10年ぐらい前に頼まれて公明党に入れた時。
次が「橋本が大阪の腐敗を改革しようとしてるやんけ! 維新に入れたろ!!」って時。
だからアラサーでも「初めての選挙」の対象に含まれる。(暴論)
個人的には、とっくに日本の色んな品質は世界標準レベルに落ちてることを認めて、週休3日を目標とした政党があればいいのだが、無かった。
まあ、とりあえず選挙には行こう。
自分の推薦していない誰かが、自分の望まない政策を、自分の知らないところで推進しないように。