働かないと意固地に主張するより、適当に働いたほうが楽な気がしてきた
1年ほど前から、周りと軋轢がある。
端的に言えば上司に失望して、ピリピリしながら仕事をすることが多くなった。
そんな状態なのでモチベーションは下がりまくり、定時以降に働くことに対してもひどい嫌悪感を感じていた。
更に、辞めたいと思いながらストレス性の頭痛を抱えて仕事をしていたこともあってか、自分に余分な仕事を振る人へ噛み付く率が高くなった。
嚙みつく時は、相手が手を出さないのに口だけ出してこちらの仕事を増やすような時が主だが。
そんなある日、他部署の仕事が予定より遅れるという事態が発生した。
それに対して、上司はこういう風にやれば効率化できて遅れをカバーできるだろ? と言う。そのやり方自体は理解できる。
しかし、むこうが社内ルールを無視することになるので勝手にそうすることもできないから、今まで通りのやり方でやらせてくれと連絡してきている。納期にも間に合わせるからと。
それに対して、それでも上司は効率的なやり方でやらせるようにしろと言う。
馬鹿じゃないの?
あなた何様なの?
そんな権限持ってるの?
そもそもルール的にもNGだし、そのNG行為を他人にやらせることを部下にやらせようとしてることがおかしいと思わないの?
別部署のやり方が柔軟性に欠けており、生産性が悪いというのは事実だと思うし、それが気にくわないというのは理解するが、だからってあなたがどうにかするのでなく、権限も権利も無いのにそれをやらせようとすることすら人にやらせようとか馬鹿じゃなのいの?
という考えが頭にあったので、そもそも今のやり方でも期日に間に合わせるって言ってるのに、やり方変えさせる必要あるんですか? と言って断った。
心底うんざりした。
家に帰ったら、もっと上の人に直で電話して「辞めます」と伝えようと思いつつ、かかりつけの内科の病院を訪ねた。
最近は頭痛だけでなく胃も痛かったので、ストレスによる診断書とかもらえば失業保険とかもらいやすくなるかなー、などという計算もあった。
その先生には10年ほどお世話になっている。
しょっちゅう頭痛がするので、でかい病院で頭をスキャンするための紹介状を書いてもらったりもした。
先生の専門外なのだが、その日はカウンセリングみたいなことをしてもらった。
頭痛の原因がストレスと思われること、最近胃も痛いこと、仕事をやめようと思ってること、休みの日でもそれを思い出すだけで頭が痛くなることなど、今までの診察で伝えていなかったことを聞いてもらった。
先生自身も鬱になりかけたことがあるらしく、色々もアドバイスをもらった。
短気で辞めるのはやめたほうが良い
そういう気が合わない人間は職場を変えてもいる
転職しても今よりよい条件が悪くなる可能性大
でも無理しちゃだめだよ
最終的にやめるのもやむなし
円満退職しないと転職先が転職元に確認を行った際、あることないこと言われるよ
わざわざ気に入らない相手のことで苦しまなくていいよ
カウンセラーに相談するのもありだよ
ただしカウンセラーにも相性含めて当たり外れあるよ
辞めたくなったら、もう一度来なさいよ
自分で気づいていたことだけでなく、確かに…と思える部分もあった。
正直、いろいろと気が楽になった。
昔、先生と呼ばれる職業は尊敬の対象だったらしいが、それは言っている内容だけではなく、聞くこと話すことができるこういう人のことを指すのでは、と思うほどだ。
その色々もらったアドバイスの中で、強く効果が出ていると思われることがある。
反発することをやめたのだ。
真面目に受けず、あーそっすねー、と適当に流し、必要以上にやらないということだ。
やったほうが全体効率はいいのは理解するが、そのために受け入れ難い負担がかかるようならクオリティを上げることをやめたのだ。
やめ始めて数日だが、頭痛が起こる頻度が減り、また頭痛の重さも軽くなった。
あーそっすね、といった分は残業しないといけないのだが、残業ゼロを目指していた時よりずいぶん調子が良い。
(頭痛が無くなっていないことは残念だが…)
これは、上司が嫌っている別部署のやり方と同じ考えだと思っている。
あそこは非効率。だからそれに納得しない人間はやめて、残ってるのは思考停止した奴らだけ。
そういって非難する人間が、直属の部下をそう作り変えていることに気づかいていない。なんとも痛快だ。
真面目にやらない部分は、お客さんに迷惑がかからないことが大前提ではある。
(これをやっちゃうと社会人としてNGなので、辞めるべきだと…今んとこはそう思えている)
ただし、クオリティにかかわる部分でも、気に入らない人間の趣味が多分に入っているとかはやらない。
後でそのことで問題になっても、自分だけでなくみんなで対処することになるので、気が楽なのだ。
さて、ここまでいろいろと書いたが、具体的にとった対策は以下である。
どういう状況なのか、どう思っているのか、人に聞いてもらう
やりたくないことを真面目にやらないと言わず、黙ってやらないようにする
話を聞いてもらう相手は医者である必要はない。信頼できる友人でもいいし、気がおけない夜の店のおねーちゃんでもいい。
また、凄く当たり前なのだが、クソ真面目に働いているだけでは自分が壊れてしまう時があるので、自衛することが必要になる。
だらだらと書いてたら思い出して頭が痛くなりだしたので、ここらへんにしようと思う。
この内容が誰かの助けになりますように。