I want money.

金が欲しくて始めたブログ

スポンサーリンク

人生を生きるコツ

仕事をやめようと思っていた。

理由はいくつかあるが、一番は上司とそりが合わなくなりつつあるからだ。

10年ぐらいの仕事人生。その中の半分以上の付き合いがある上司。

 

弁が立ち技術に明るく資料作成能力がある上司。コミュ力も高め。

人を小ばかにする癖があり小狡さが見えるときもあるけど、人間だからまあ欠点ぐらいあるよね、そう思えるぐらいには好いていた。

相手は人なんだからちゃんと接しないとひどいことになるぞ、と言う仕事論は今も心に残っている。(体現できているとは言ってない。)

そんな上司に愛想が尽きたのは、ちゃんと接してもらえなかったからである。

 

技術屋なのでシステムとしてどうあるべきと定め、それを目標に仕事をすることが多い。しかし限度がある。

何年も前からやってるから今回もできるだろう、そう言って20代だからできたこと30代の人間に押し付けられても困る。

システムに追加の機能があり、参加する人数は減っており、やるべき仕事は増えている。そこまではいい。

ろくに触ったことがなく仕様書を読むだけで判断できないシステムもあるのはどういうことですか。未経験の人間だけでどうしろというのだ。試験する内容の正当性すら判断できないんだぞ。識者が忙しいのは知ってるが、巻き込まないと仕事にならないでしょ。

それに仕事量が多すぎて回らないから削る検討をしようと言ってるのになぜ通らないんですか。そっちも忙しいのはわかるが、プロジェクトが回らないと困るでしょ。

そう言うと、自分を言い負かせば全部解決するかの如くまくし立てる。弁が立つから相手を言い負かしてイニシアチブを取ろうとする。上司の悪い癖だ。

 

幾度上司に言い負かされても、無理なものは無理なので何度も提案する。

理由が無い? いや今言ったことがあるでしょう? 設定値の確認は取れているし、同じような試験を何パターンもやる必要はないでしょう? 優先度決めましょう?

上司がうなずかない理由はいろいろあるが、一番はムキになっているからだ。 

そんなある日、仕事をしながら「やはり無理だから対応が必要です。」そう言ったらこう言われた。

「お前が忙しいのも、そのシステムに詳しくないのも知っている。それでもお前がやることになってるんだからお前がやれ!」

その日、社長に電話して開口一番辞めますといった。

色々とできないまま辞めると逃げ、そういう思いが個人的にある。それでも辞める言うほど上司に対する信用がなくなった。

 

色々あって、とりあえず仕事と割り切ってやろうと今日も働いている。

そんな最近の自分は、上司に対するNoの言い方を覚えた。

多忙な人間がいれば手伝ったりするのはやぶさかではない。

しかし、上司に対しては表情や声色などを無視し、言ってる内容が納得できるかどうかで判断するのだ。だって信頼してないから。

理屈の正しさや仕事の押し付けではないか、リップサービスで請け負った仕事でないかをはっきりさせるようにしている。だって信用してないから。

弁をまくし立ててきた場合、相手の理屈は無視する。そうですか、じゃあやらないです、とはっきり言う。だってあなたの仕事を受けたくないから。

関係が崩れてもいいと思うこと、口にするのは理屈だけというのがポイントだ。あとは、他人の目線がある場所でそういうやり取りをやること。第三者が多ければ多いほど良い。だって上司の立場が悪くなるから。

そうするとどっちが正しいか見えてくる。正しくない理屈を言ってるやつは声を潜め妥協することになる。これは自分が間違ってる場合にも有効なので大事だ。

 

そういうことを続けていると、あまり無茶は言わず、まともなことしかな言わなくなってきた。まともなことなら普通にやる。

 

こういう状態になりつつあるので、辞めようと思ってた気持ちが薄れつつある。

正直、同じようなことはいずれあると経験則から確信してる。

その時はいつもで辞めてやると考えている。

 

これしかない、ではなくこれもあるという状態。選択権を持つのが人生を生きるコツなのではないだろうか。